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京大院卒サラリーマンの思考履歴(仕事術・資格勉強などの自己啓発,理系就活,修士研究,株式投資など)

転職成功のためのスキルアップ:IT業界で求められるスキルとその習得方法

転職を成功させるためには、自分のスキルセットを強化し、それを適切にアピールすることが重要です。特にIT業界では、技術的なスキルが非常に重視されます。この記事では、IT業界で求められる主要なスキルとその習得方法について解説します。

IT業界で求められる主要スキルについて

  1. プログラミングスキル: プログラミングはIT業界で最も基本的なスキルの一つです。PythonJavaなどの言語を習得することで、ソフトウェア開発やデータ分析などの幅広い領域で活躍することが可能です。オンライン学習プラットフォームや書籍を利用して学習することが可能です。
  2. データ分析スキル: データは現代ビジネスの中心であり、その分析能力は非常に価値あるスキルとなっています。SQLやR、Pythonなどのツールを使ってデータを操作し、ビジュアライゼーションツールを使ってデータを視覚化する能力が求められます。

  3. クラウドコンピューティングスキル: AWSやAzureなどのクラウドサービスは、現代のITインフラストラクチャーの基盤となっています。これらのプラットフォームでの作業経験は、IT業界で非常に求められるスキルです。

  4. プロジェクト管理スキル: ITプロジェクトの成功は、効果的なプロジェクト管理に大きく依存しています。AgileやScrumなどの方法論を理解し、適切に適用する能力が求められます。

IT業界で役立つスキルは上記だけではありませんが、上記4つのスキルを持っておけば、大きな強みになることは、間違いないでしょう。

 

じゃあ、それらのスキルをどうやって獲得したり、伸ばしていけばいいの?と疑問に思われた方もいるかと思います。そこで、以降では、それらスキルを獲得していくための方法を紹介します。

ITスキルの獲得に向けてやるべきこと

  1. プログラミングスキル:

    • オンラインコース:CourseraやUdemyなどのオンライン学習プラットフォームでプログラミングコースを受講します。
    • プロジェクト実践:自分で小さなプロジェクトを立ち上げ、それを通じてスキルを実践します。例えば、自分のウェブサイトを作成したり、自動化スクリプトを作成したりします。
    • コードレビュー:他人のコードを読むことで、新たな視点やテクニックを学びます。
  2. データ分析スキル:

    • データセットの探索:KaggleやUCI Machine Learning Repositoryなどの公開データセットを利用して、データ分析の実践経験を積みます。
    • 統計学統計学の基本的な知識はデータ分析に不可欠です。オンラインコースや教科書で学びます。
    • ツールの習得PythonのpandasやRのdplyrなど、データ分析に役立つツールを習得します。
  3. クラウドコンピューティングスキル:

  4. プロジェクト管理スキル:

    • 方法論の学習AgileやScrumなどのプロジェクト管理方法論を学びます。
    • リーダーシップの発揮:自分がリーダーとなって小さなプロジェクトを運営し、その経験から学びます。
    • フィードバックの収集:他人からフィードバックを収集し、それをもとに自己改善します。

今回は、IT業界で求められる主要なスキルとその習得方法について解説してみました。働きながらの転職活動は、非常に忙しく、活動そのものに充てる時間を確保することに苦労されている方も少なくないかと思います。この記事が皆さまの転職活動の参考になれば幸いです。

”他人は他人”と割り切る勇気 人間関係で悩むあなたへ

幼い頃、ゲームを持っていた友達のことをとても羨ましく思い、

親父に自分も買ってほしいと頼んだことがあった。

その時、親父は「よその子は、よその子。あんたはうちの子。」

と言うだけだった。当時小学2年生、全くもって納得できなかった。

 

それも当然だ。なぜ、同じ小学校に通う、同い歳の友達は、

誕生日にゲームを買ってもらえるのに自分はダメなのか、などと考えていた。

皆もゲームに限らなければ、似た経験はあるかもしれない。

 

ただ、この ”うち” と ”そと” や ”自分” と ”他人” のように、

物事に一本の線を引き、"自分が支配する(できる)対象" と "支配できない対象"を

区別するような思考は、この世のありとあらゆる所で見られ、

社会システムの本質とも言える。

 

例えば、社内調整、対外取引、自然災害(自然現象)と防災(技術)、国際政治など、

挙げるとキリがない。自分たちのコントロールできるもの(手札)の中から

打ち手を選択し、それを実行することで成り立っている。

 

時は流れ14年後の大学3回生のある日、親父に大学は楽しいかと訊かれことがあった。

当時の自分は「学業において自分と同程度に熱中する仲間がおらず、張り合いがなく、

何となく寂しいし、面白みに欠ける」という不満を大学入学後の早いタイミングで

抱いており、思い悩んでもいた。そのことをそのまま親父に伝えた。

共感してもらえると思ったが、答えは違った。

 

「他人は他人。それはお前のエゴ(利己主義)でしかない。」

要は、各人がどれだけ学業に注力するかは、目的や目標をどこに置いているのかで

変わるものであり、それを自分なんかがどうこうしてコントロールすることなんて、

不可能だし、そもそもすべきことでもないということだった。

 

皮肉にも14年前と本質的には同じことを親父に言われたのだった。

しかし、今回はその言葉を理解し、納得できる頭を持ち合わせていたし、

その言葉に救われたというのが正直なところだった。

 

考えてもどうしようもないことで悩み続けるのは、時間と労力の無駄でしかない。

この言葉は、自分が切磋琢磨できる仲間を求めて京都大学大学院への進学を

志すようになった一きっかけである。

一般化した表現にすると、自分がコントロールできるのは”自分自身の行動"と

"自分が身を置く環境"であることを認識した上で、環境を変えるという選択を

行ったということになる。

 

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理想を言えば、友達と同じように自分もゲームを買ってほしかったし、

大学の学科の同期にも自分と同じくらい学業に取り組んでもらい切磋琢磨したかった。

 

そのような個人的な感情を抱いてしまうことは人間である以上仕方がないが、

ただ、時には”他人は他人”と割り切る勇気を持つことも、

人生を上手く生きていくためには必要なことかもしれない。

 

この思考法は、その後も大いに役立ったと感じている。

例えば、他人には他人の目指す道や利益があるという大前提を意識することで、

その人の考え方が自分と異なるのもごく当然と感じることができるようになり、

結果として他者の様々な意見を許容しやすくなった。

また、他人に対し一方的に行き過ぎた期待を寄せることを辞めたことで、

仮に自分の思い描いていたものとは異なる結果になっても、

期待を裏切られたような感覚は殆ど無く、それによるストレスを抱える

というようなこともほぼ無くなったなった。

 

後日談として、小学生2年生の少年は、親戚一同で集まった際に叔父と結託し、

父親を説得して見事ゲームを買ってもらったとか。

友達全員にゲームをするのを辞めさせたり目の前に出さないようにすることは

非現実的で不可能と無意識に判断し、助っ人を連れて父親を説得する

という行動をとったのかもしれない。

 

 

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新社会人へ「負けを認めて、全てがはじまった」

「お前って、良い顔しいだよな」

1年目の頃に、同期から言われた言葉だ。要は「虚勢を張っている」と言われたのだ。

 

その年の3月に自分は京都大学大学院を卒業した。

部活やバイトをしながらも、大学の講義は休むことなく出席し、

課題レポートの作成や小テストの準備も手を抜くことなく取り組んだ。

中間・期末試験でもほとんど90点以上で、基本は“A”評価以上。

もちろん落単なんぞは一度もしたことはなかった。

 

大学でのゼミや研究でも、次回までのノルマを明確にした上で、

しっかりと課題に取り組み、何かしらの成果をつくって臨むようにしていた。

 

就活でも、始めこそ少し苦労したものの、20社以上のインターンに参加し、

色々な企業の選考などを通じて経験値を増やし、

就活というフィールドにも次第に慣れる中で、楽しめるようにまでなった。

結果的には第一志望であった大手インフラ系事業会社からの内定を勝ち取った。

 

自分は、一般的に言う模範的学生だったと思う。

現に、学内では学科最優秀学生賞、学外の学会発表において受賞歴がある。

インターンや選考を通じて同期の中でも優秀な方だと思っていたし、

入社後はスムーズに社会人として適応し、優秀な新入社員になれると想像していた。

 

入社してから数カ月が経ち、担当業務を任され始めた頃に、

同じ配属となった同期から言われた言葉が

「お前って、良い顔しいだよな」だった。

職場の飲み会の二次会で、その同期と2人きりでいる時だった。

 

彼女からそれを言われたときは、突然の言葉に驚くとともに言葉を失ってしまった。

同期とは言え、互いに腹を割って語り合うような間柄にはなっていなかったからだ。

どちらかと言うと、同じ職場に配属されたライバルであり、

バチバチとした関係性で、あまり必要以上には馴れ合わないようにしていた。

その飲みの場でも、互いを探り合うような会話が続いていた。

 

少し沈黙が続いた後、なぜそう思う理由を聞いた。

返ってきた答えは、実に的を射ていて、当時の自分に刺さりまくった。

要は「無駄なプライドを捨てろ」ということだった。

 

そんな彼女は、日本が誇る東京大学・同大学院卒で、

さらに東京女子高の御三家出身というエリート中のエリートだった。

 

今だから素直に言えるが、

当時の自分と彼女の社会人としての能力、パフォーマンスの差は歴然だった。

頭の回転の早さ、資料・議事録作成の早さ、

そこに表れる文章力、打合せの発言から垣間見える物事の本質を捉えるセンス、

納期に対するコミット力、周囲を巻き込む力、

ほぼ全てが1年目社員に要求されるレベルを遥かに超えるものだった。

 

当然、当時の自分も何でもそつなくこなす彼女との能力の差を内心理解していた。

生まれ持った才の違いも痛感していた。

しかし、負けず嫌いな性格と京大卒という自負によるプライドが邪魔をして、

自分の実力不足を素直に受け入れることができず、

周りに対しても自分に対しても正直な言動をとれなかった。

 

業務中に2人で何かを説明を受けた際には、彼女の理解のペースに付いて行けている

ようなふるまいをして虚勢を張ることが多々あったというわけだ。

 

新入社員がそのような行動をとってしまうことの何がまずいかというと、

一向に成長できないことである。

 

時々刻々と状況が変化するビジネスの現場においては、

生じた不明点や疑問はリアルタイムで、説明者や先輩等へ質問し、

その場その場で解消しながら学んでいかなければ成長できない。

 

にも関わらず、当時の自分は無駄な虚勢を張ってしまい、

その成長の機会を自らドブに捨ててしまっていたのである。

 

「自分の実力不足(負け)を受け入れられない人間は、絶対に成長しない」

 

前置きが長くなったが、これが自身の新入社員時代に得た教訓であり、

今回お伝えしたかったメッセージである。

 

恐らく、そんなのは当たり前のように感じる人も多いと思うが、

いざ当事者としてそのようなビジネスの場で同じ状況になった時に

“素直に負け、自身の実力不足を認められる”人は意外と少ないと考えている。

打合せで疑問をそのまま放置してしまった経験のある人も多いはずだ。

 

これからの活躍を期待され、お手並み拝見といった様子で

注目の的となる新入社員はなおさら、期待を裏切るまいという思いから、

虚勢を張りたくなってしまう。現に自分がそうだった。

 

仕事のやり方や会社のルール、業務知識などを大いに吸収すべき新入社員の頃に、

分かったようなふりをしてしまうことが成長に歯止めをかけてしまうことは、

火を見るよりも明らかである。

 

またそれは能動的な成長にも支障をきたしてしまう。

なぜなら、虚勢を張るということは、自分の真の実力から目を逸らすことだからだ。

自分の真の実力を理解していない人間が、成長することは極めて難しい。

 

なぜなら、成長≒能力が高められた状態とし、

それをゴール(ありたい姿)とした場合、

まずは現状(問題を抱える状態)とゴール(能力が高められた状態)のギャップを

推し量ることが成長する上では不可欠だからだ。これは問題解決の手順と同じである。

 

問題解決の基本手順は、

  1. “問題を抱える現状”と“ありたい姿”を明確にした上で、
  2. 両者の間に存在するギャップを把握し、
  3. そのギャップを解消するあるいは縮小するための課題を設定し、
  4. その課題を具体的な対策ベースまで落とし込み実行する

ことである。上記の手順をPDCAサイクルで回しながらゴールを達成していく。

 

当時の自分は、自分よりも能力の高い彼女と比べられることのプレッシャーや、

プライド等により、実力が不足している現実から目を背け、

正しく問題を認識することが出来ていなかったことから

正しい課題設定ができずに、結果的に成長に歯止めがかかってしまっていた。

 

そのような状況に陥っている際に、私は幸いにも、

同期の彼女からの「お前って、いい顔しいだよな」という当時の言葉で目が覚めた。

 

そして、その言葉をきっかけに、少しずつではあるが、

自分の能力と真っすぐに向き合えるようになった。

 

具体的には、分からないものは素直に分からないと認め、

周りからの評価とは一旦距離を置き、着実に自分のペースで仕事を理解し、

あせらず少しずつスキルを蓄積し、確かな成長へと繋げていけるようになった。

 

結果として、今では本社役員や幹部対応も若手ながら抜擢されるようになったり、

とあるメディアで活躍する若手として取り上げてもらう機会なども運よく得たりした。

 

新社会人となる皆さんも、優秀な同期と同じ配属となり、

比較される中で悔しい思いをすることがあるかもしれない。

その際には、卑屈になることなく、少しずつでもよいので

現状を素直に受け入れて、焦らずに一歩一歩前へと歩みを進めて頂きたい。

 

 

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【受験不合格】第一志望に行けなかった受験生に知ってほしい大切なこと #後期入学#院試#外部受験#ロンダ#編入

お久しぶりです。Shinjiです。

 

ここ最近twitterYouTube、その他SNS等において、

大学受験の合否に関する報告をよく目にします。

その中でも、特に不合格になった人の報告には

 

・その結果と必死に向き合おうとする姿勢

・周囲の人々に対する思い

・今後の進路(浪人or第一志望以外に進学)

 

などなど、それぞれの思いや決断が綴られています。

 

そのような報告をしている人の中には

十分に受験をやり切ったという思いに至り、

自然と次のステップに切り替えられている人もいれば、

一方で、その結果や悔しさを完全には消化しきれないながらも、

必死に前を向こうとしている最中にある人もいるかと思います。

(どちらかと言えば、後者の方が多いと思っています)

 

本記事では、

第一志望以外の大学へ進学することを決断した方々に向けて、

有意義な大学生活を送るために大切なことをお伝えし、

いち早く次なる目標を立て、

そこに向かって行動していくための参考にしていただければ幸いです。

 

本記事の構成は以下の通りです。

 ■私のプロフィールについて

 ■大学生活を充実させるために大切な3つのこと

  1.【大前提】失敗を恐れずより多くのことを経験すること

  2.自分の“好きなこと/得意なこと”を見つけ、それに打ち込むこと

  3.活動が社会一般的に共感を得られる内容であること

 ■まとめ

 

 

■私のプロフィールについて

まず私の過去をザっと振り返ります。

 

7年前、地方の自称進学校から、

現役で当時第一志望の大学(地方旧帝大)を受験するも結果は不合格。

 

浪人する程の強い思いを持ち合わせず、

後期試験で合格した地方国立大の工学部に進学。

 

大学3回生前期までは、明確な目標もないまま、何となく過ごす日々。

ただ、3回生の夏に転機があり、

就職を意識し始める中で色々と行動するうちに、

本当にやりたい事が見つかる。

それは、とある分野の研究に取り組むこと。

 

当時の大学には、その研究に打ち込める環境がなかったため、

他大学の大学院への進学を決意。

 

そのために何をすべきか分からないながらも行動した。

大学の先生や先輩、友人、OBへの相談、情報収集を行い、準備を着実に進め、

結果的として、京都大学大学院の工学研究科の院試に合格。

 

進学後は、ずっとやりたかった研究に取り組む。

進学先で、優秀な仲間に恵まれ、様々な価値観、考え方に触れ、

難関と言われる日系大手インフラ企業への就職を志望し、

無事内定獲得。そのまま現職に至る。

 

engineering-diary.hatenablog.com

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大学生活を充実させるために大切な3つのこと

 

1.【大前提】失敗を恐れずより多くのことを経験すること

多くの経験をすることを推奨する理由はたった一つで、

自分の“好きなこと/得意なこと”を見つけるためです。

そして、それに打ち込めたかどうかが卒業後の人生にも大きく影響してきます。

(就活など)

 

大学に入りたての20歳前後の皆さまは、まだまだ社会における経験は未熟といえます。

決して悪いことなんかではなく、日本の教育システム上は、高等教育まで学業が中心であり、

勉強以外の活動に充てられる時間もそこまで多くは多くありません。

 

そのような状況下で、真に“好きなこと/得意なこと”を見つけるというのは

親や周りの手厚いサポートが無い限りは、簡単なことではないでしょう。

実際、大学入学時点で、そのあたりが明確でない人は沢山いると思います。

よって、多くの時間があるこの大学在学中に、

“好きなこと/得意なこと”を見つけられるだけの経験を、

試行錯誤的に積んでいくことが大切だと思っています。

 

また、第一志望に落ちた人の中には、なかなか気持ちの整理がつかず、

「自分はダメだ」と落ち込み、前向きになれない人もいるかと思います。

まずお伝えしたいのは、本質的に重要なことは、

「どこの大学に進学したかではなく、進学先で何をしたのか」です。

 

すっかり自信を無くし、

中々前向きになれない人こそ、上記のメッセージを念頭に置いて

とりあえず色々なことに挑戦し、熱中できることを探すようにしていただきたいです。

大抵の場合、熱中できることが見つかってしまえば、人は前向きになれます。

そして、その活動を通じて成功体験を積み重ることで、

自己肯定感の回復・向上にもつながります。

 

 

2.自分の“好きなこと/得意なこと”を見つけ、それに打ち込むこと

好きなことや得意なことを無事見つけられた人は、

それにひたすら熱中してみることをオススメします。

(それ自体、自然に熱中してしまうものなのですが(笑))

 

その理由としては、多くの学びを得られ、

自身の成長に大きくつながるためです。

“熱中すること=多くのコスト(時間や労力)を投資すること”であり、

そこには多くの試行錯誤が伴います。

 

つまり、一つの試行につき、一つの学びがあるならば、

膨大な試行錯誤により得られる学びは、当然膨大なものとなり、

自身の成長に大きくつながるというロジックです。

 

自分の強みが分からないという人の方が、多数派だと思います。

私自身も分からなかったため、

書店で購入できる「ストレングスファインダー」を用いて、

過去に自己分析をしたことがあります。

興味のある方は、是非下記リンクで確認してみて下さい。

 

engineering-diary.hatenablog.com

 

 

3.活動が社会一般的に共感を得られる内容であること

上述では、様々な経験をして、”好きなこと/得意なこと“を見つけ、

それらに熱中することの重要性について説いています。

しかしながら、何でも好きなことをやればよい

というような論調で書き綴ってはいますが、

一点気にしてほしいことがあります。

それは「その活動内容が社会的に共感を得られるものか」という点です。

 

これを意識しなければいけない理由は、

社会で共感を得られない活動、つまり評価されない活動というのは、

社会的価値が分かりにくいからです。

(現在、社会的価値が低くても将来大きな価値を持つようになるものもあるため、その活動自体を否定するものではありません。犯罪行為など社会規範に反するものを除く。)

 

社会的価値が分かりにくいことによる弊害について、

以下2つの例を挙げて説明します。

 

(1)活動そのものが充実・発展しにくい

何かの活動をしようとする際には、

自分一人だけの力だけではなく周りのサポートを必要とすることが多々あります。

しかし、仮にそれが社会的共感を得にくい活動である場合、

手を貸してくれる人も少ないため、

活動の規模は極めて限定的になることでしょう。

 

また、社会的価値が分かりにくいということは、

社会的評価を受けにくいことと同義のため、

結果が伴わず成功体験や自己肯定感向上にはつながらず、

活動そのものからの充実感を得にくくなると言えます。

 

(2)就職活動において不利となる

就職活動(※注)の場では、必ずと言っていいほど面接官から

「学生時代に力を入れたこと」(通称:ガクチカ)を尋ねられます。

就活生は、何らかの活動内容を披露するわけですが、

この質問を通じて面接官が主に知りたいのは、

①その活動のストーリー展開が論理的であるかという点と、

②一連の活動内容が実業務における再現性を有するものか

(高度な業務に通用する程よい)という点の2点です。

 

社会的価値が分かりにくい活動というのは、

この2点を十分に満足していない可能性があり、

面接官の共感を得られず、不利にはたらくことが予想されます。

 

また、私は冒頭の方で、本質的に重要なことは

「どこの大学に進学したかではなく、進学先で何をしたのか」であると

述べましたが、それが就職活動にもつながってくるものであることは

ご理解いただけたかと思います。

(勿論、このことが問われるのは就活だけではないです)

 

(※注)

就職活動(就活)とは、

大学4回生(または修士1回生)の春~夏にかけて、卒業後に就職先を決めるために

各企業側が用意した採用試験に臨むこと、

またはそこで受かるために準備する活動のこと。

民間企業の本選考は卒業の一年前に開始する。

インターンシップはさらにその1年前、つまり卒業の2年前から募集しているところも多数)

 

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■まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

私自身の経験も踏まえ、皆さまのお役に立つものになれば幸いです。

私が、第一志望に落ちて入学後して間もなく前向きになれなかった時期に戻れたら、

どんなことを知りたいと思うだろうかと考えて、

今回の記事にまとめてみました。

 

社会人になってから思うのは、

大学時代というのは沢山の時間があって、

本当に自分のやりたい事を追求できたり、

学友との想い出づくりに勤しめたり、

とても貴重な時間です。

是非、皆さんも大学時代にしかできないことを沢山経験して、

かけがえのない日々を過ごしてください。

 

ではでは~(^^)/

 

 

【他大学院試】院試の過去問・模範解答の入手方法について #京大院試 #院試過去問 #院試解答

 こんにちは、Shinjiです!

 

今回は、他大学の大学院入試の受験を検討されてる学部生に向けて、

1.過去問の入手方法について

2.模範解答の入手方法について

についてご紹介しようと思います!

 

まず、私自身ですが、とある地方国立大学の工学部を卒業後、

京都大学大学院工学研究科へと進学しました。

大学院試験については、京大に加え、滑り止めとして、

地方旧帝大+自大の院試を受験しました。

幸いなことに、全て合格し、第一志望だった京大の大学院に進学しました。

 

以上のような、自身の受験経験、および京大院進学後に自分と同じような外部生受験対応を研究室でしていた経験を基に、今回お話ししようと思います。

 

1.過去問の入手方法について

過去問の入手方法は、大きく2つに分かれると思います。

① 各大学のHPで公開されているもの(一般的に過去3~5年分)を

  ダウンロードするという方法

② 直接研究室に問い合わせて入手するという方法

 

①ついては、大学側の外部から優秀な学生を集めたいという思いから、

大学HP上で、過去数年分の過去問を公開しているところがほとんどです。

これは、何となく外部受験を視野に入れている段階にあり、

各大学の院試の難易度を測ったり、早期から院試対策にとりかかる人にとっても

非常に有益です。このメリット・デメリットは以下の通りです。

<メリット>

 研究室訪問などしていなくても、手っ取り早く過去問を閲覧できること

<デメリット>

 ・数年分の限られた過去問にしかアクセスできないこと

 ・解答までは基本的に入手できないこと

 

②については、その研究室を志望する意志がある程度固まっている状態にあり、

基本的に研究室訪問以降にとられるやり方です。

大学HPで一般公開されているもの以外の過去問でも

勉強したいという人に当てはまります。

研究室訪問時に直接提供してもらうケースや、

メールで問い合わせてデータを提供してもらうケースなどが考えられます。

このメリット・デメリットは以下の通りです。

<メリット>

 過去数年よりも以前の過去問を入手できる可能性が高く、

解答などもあわせてもらえる可能性があること

<デメリット>

 身分を明らかにし、志望する意志を伝えた上で、研究室に直接赴いたり、研究室に連絡をとる必要があることから、最低限の準備が必要すること

 

 

ただ、自分の知っている範囲では、外部受験をする多くの人が、①、②それぞれ単独の方法をとるのではなく、実際には以下の流れで準備をしています。

 

①の方法で何となく院試の難易度を測り、少しずつ院試対策を始めておく

               ↓

志望の意志が固まったタイミングで研究室と連絡をとり、研究室訪問などを通して、

志望の意志を伝える

               ↓

研究室以降に、①で不足する分を②の方法で解消し、より対策を強化する

 

 

 

2.模範解答の入手方法について

院試の過去問の入手方法ですが、以下の2つの方法があるかと思います。

②の方法については、属人的で再現性がないため、①のみ紹介します。

 

①志望研究室に直接連絡をとり提供してもらう

②高校時代の友人、他大学の知人など、個人的な伝手を利用し、

 志望大学の解答を入手する

 

 

①について

 一般的に各研究室には、各年代の人が過去問対策をする中で、

一通り作成した解答が存在することが多いです。

 

その解答の精度には差があるかと思いますが、

基本的には問題なく進学している内部生が作成しているので、

最低限の合格水準は押さえてあるはずです。

 

それらの解答を、研究室訪問時に提供してもらう、

あるいは訪問時に学生と連絡先をしておき、

後日データを送付してもらうなどの方法があります。

 

より早く解答が欲しい場合は、それだけ早く動き出すことが求められます。

 

  • ※志望研究室への連絡は、先生にするのが原則です。            そのやりとりの中で、過去問解答の提供を希望する旨を伝えておけば、                         先生から院生(一般的には庶務をこなすM1)に、                           何かしらの指示が出るはずです。                                  ただ、M1の学生も就活に研究と忙しいので、                             準備してもらった際には丁寧に感謝の意を伝えることをオススメします。

 

 

以上が、院試の過去問・模範解答の入手方法でした!

本記事が、他大学の大学院入試の受験を検討されてる学部生にとって、

役立つものとなれば幸いです!

 

 

それでは(^^)/

 

【24卒25卒就活生必見】シンプルだけど非常に効率的な面接対策を教えます #京大生の就活術 #面接対策 #就活

こんにちは!Shinjiです!

 

今回は、”京大生がやってる面接対策のやり方”についてお話ししたい思います。

 

今回説明するのは、以下の2つです!

1.面接における想定問答集のつくり方

2.自分の言葉で自然に考えを伝えるための方法

 

私自身は、日系大手の事業会社(デベロッパー、プラント系、インフラ系)、

コンサル、メーカーなど幅広く就活をしていて、複数の企業から早期の内定を獲得することができました。その中には、JR総合職などもありました。

インターンシップ(1day除く)には20社程度参加しました!

 

経験上、面接選考は場数を踏むことがとても重要だと考えています!

その理由は次の二つです!

  • 経験なしに、面接に至るまでの流れや、実際の面接の雰囲気、面接選考のペース感(個人面接、集団面接)などを完全にイメージするのは難しい
  • 色々な面接形式・特徴(和やか or 圧迫など)がある中、数回の面接を経験しただけで、その後の面接で上手く立ち回るのは難しい

私自身、当時実際に面接を経験すればするほど、通過率が上がっていくのを実感していました。皆さんも、以下の方法を実践すれば面接選考が通過しやすくなるはずです!

 

 

 

1.面接における想定問答集のつくり方

私は、市販の面接対策本などは基本的には使っていません。その理由は3つあります。

1つ目は市販の対策本はどの就活生でも聞かれる可能性のある幅広い一般的な質問が掲載されており、あまりの幅広さゆえ、実際には聞かれることのないようなものを多く含んでいるからです。

2つ目は、実際の面接では、提出したESベースで行われることがほとんどで、人によって内容が違えば当然深堀されるポイントも異なり、そのような深堀の質問は市販の対策本ではカバーできないからです。

3つ目は、ただでさえ忙しい就活期間において、出来るだけ効率的に就活対策を実施したかったからです。

上記の理由から、市販の対策本は使用せずに、

実際に私がやっていたのは、面接経験を積み重ねる中で、独自の想定問答集を作成していくというものでした。その中で実際にやっていたことは次の通りです。

※想定問答集は、いつでもどこでもすぐに見れるように、便宜上、携帯のメモアプリを使用していました。

 

①面接後に実際に聞かれた全ての質問および自分の回答の書き出し

 ⇒面接後の駅や電車の中で聞かれた質問と実際にした自分の回答を思い返しながら書 

  き出す

②上手く答えられなかった質問に対する回答の作成

 ⇒帰宅後、①のうち、上手く答えられなかったり、もっといい回答ができたなと思っ  

  た質問に対して自分にとっての模範回答を作成

③想定問答集への反映・整理

 ⇒①のうち初めて聞かれた質問や②の質問を、模範回答とあわせて想定問答集へ追加

  しアップデート

 

以上のことを、面接後には毎回欠かさず実施し、オリジナルの想定問答集をアップデートしていました。

なお、初めての面接時は、自己紹介、自己PR、趣味、研究内容、志望動機と、それらに対する質問にはある程度ちゃんと言えるように準備して臨んだ記憶があります。

※志望動機の作成方法については下記リンクの記事で取り上げています。

engineering-diary.hatenablog.com

 

また、想定問答集全体の整理については、志望業界、企業ごとに志望動機などが異なってくるため、問答集もそれに従い整理します。

志望業界、企業によって変わらない、自己紹介、自己PR、研究内容などに対する説明は共通のカテゴリーとして整理します。

 

そして、面接前には、この育てたオリジナルの想定問答集を見返し、準備するという流れになります。

 

 

 

 2.自分の言葉で自然に考えを伝えるための方法

 1.で面接対策の土台はできました。ただ、これだけでは、面接対策としては不十分です。

なぜなら、想定問答集があったところで、それを見ながら面接できないのはもちろんのこと、ただ暗記したものを思い出すように話しても面接官にはいい印象を与えないからです。

また、問答集として仕上がっていても、実際に話してみると上手く説明できないようなことがあるからです。

大切なのは、面接官に分かりやすく、自分の言葉で話すことにあります。

そのために私が実践していたのが、

「ひたすら何度も実際に声に出して話してみる」というものです。

そうすることで、分かりやすい話の構成(結論ファースト)や言葉選びを模索・追及し、また何度も声に出すことで思い出す感じではなく、自分の考えそのものとして口から言葉が出てくるようにしていきます。

私の場合は、風呂場でこれを実践していました。風呂場でする理由は、風呂場は湿度も高く喉にやさしいからです(笑)

 

 以上が、”京大生がやってる面接対策のやり方”になります。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

 

この記事をご覧いただいた皆様が第一志望の企業から内定を勝ち取れるように、

応援しています!🔥

 

今後も、就活関係の記事を書いていきたいと思います!

 

 

それでは(^^)/

 

【データ分析】Rを用いた重回帰分析のやり方 ~重回帰モデルの構築~

どうも、Shinjiです!

 

今回はデータ分析手法として、

一般に広く利用されている重回帰分析のやり方について説明していきたいと思います。

この重回帰分析については、文理問わず、大学の研究などで必要としている方々も多いのではないでしょうか。本記事が、そのような方々の一助となれば幸いです。

 



本記事の構成は以下の通りです。

1.そもそも重回帰分析とは?

2.分析データセットの準備

3.重回帰分析の実行

 

今回の分析には”統計ソフトR”を用います。

統計ソフトRの詳細については、以下リンクの記事をご参照ください。

engineering-diary.hatenablog.com

 

 

 

1.そもそも重回帰分析とは?

 

重回帰分析とは、予測をしたい変数(=目的変数)に対して、影響を及ぼす要因(=説明変数)が二つ以上あると考えられる場合に、使用される分析手法です。

目的変数をY、N個の説明変数をそれぞれ、X1、X2、X3、…XNとして、以下のような重回帰式(重回帰モデル)を推定します。

 

          Y=β01X1+β2X2+3X3+・・・NXN

 

ここに、β0およびβ1β2β3、…βNは未知パラメーターであり、これらを分析によって推定します。

 

2.分析データセットの準備

 

 

今回は、北海道北見市のとある図書館における、平成28年度の

「各月の清涼飲料水の売上本数」、「各月の合計降水量」、「各月の日平均気温」のデータを対象に分析を行いたいと思います。

 

データの引用元

北見市HP

 <https://www.city.kitami.lg.jp/common/docs/2017122500071/files/uriage.pdf>

気象庁 過去の気象データ検索

 <https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/index.php>

 

 

実際に使用するテキストデータは次のようになっています。

ここでは、

①month→月

②sumofrain→各月の合計降水量

③meantem→各月の日平均気温

④library1→図書館1における各月の清涼飲料水の売上本数

⑤library2→図書館2における各月の清涼飲料水の売上本数

としています。

 

これらのうち、今回は、②、③、⑤を使用して分析を行います。

変数設定は下記の通りです。

⑤図書館2における各月の清涼飲料水の売上本数 ⇒ 目的変数Y

②各月の合計降水量 ⇒ 説明変数X1

③各月の日平均気温 ⇒ 説明変数X2

 

 

テキストデータ

 

 

3.重回帰分析の実行

 

では、実際の統計ソフトRを用いた重回帰分析の実施の流れについて以下で説明します。

 

①統計ソフトRの起動

まず、統計ソフトRを起動します。

 

ディレクトリの変更

上で示したテキストデータをRに読み込ませるために、

テキストデータが保存されているフォルダの場所を指定する必要があります。

指定するために、以下のように、

 

メニューバーの「ファイル」を選択 → ディレクトリの変更を選択

 

f:id:shinji_1937:20200310194322p:plain

 

指定したいフォルダの選択

フォルダ指定



という流れで操作します。

 

ここで、ちゃんと適切にディレクトリが変更されているか確認するために、

「getwd()」というコマンドを打ち込んでEnterキーを押してください。

正しくディレクトリを変更できていることが確認できます。

 

③テキストデータの読み込み

今回は、dataというファイルにデータを読み込ませたいと思います。

以下のように、「data <- read.table("テキストデータ名", header=T)」というふうにコマンド打ち込みます。これにより、dataというファイルに分析に使用するテキストデータが読み込まれました。また、「head(data)」とコマンドを与えることで、データの中身を確認することができます。

 



 

 

④重回帰分析の実行

今回は、重回帰分析の結果を「model」に格納したいと思います。

重回帰分析を実施するためのコマンドは「lm(Y~X1+X2+…+XN, data=使用データのファイル名)」となっています。

さらに、分析結果をみるために「summary(分析結果が格納されているファイル名)」というコマンドを与える必要があります。

したがって、実際に分析を実施すると以下のようになります。

 

分析結果

 

結果の見方としては、

「Estimate Std.」が分析により推定されたパラメータとなっています。

したがって、今回は、

β0:539.9095

β1:1.5064

β2:-9.8899

と推定されたことになり、回帰式は、

 

Y=539.9095+1.5064X1-9.8899X2

 

のような結果となりました。

 

また、「Multiple R-squared」は0~1の値をとる決定係数であり、

これが1に近いほど推定されたモデルの適合度が高いということを意味しています。

今回は、0.73となっていることから、決して適合度は高くはないものの、

ある程度は適合していると言えそうです。

 

加えて、「Pr(>|t|)」は一般的にp値と呼ばれるもので、

これが、ある有意水準αよりも小さければ、仮説検定により、

有意水準αで目的変数が説明変数に影響を及ぼしていると言える」というふうになります。

したがって、この結果に基づくと、

「各月の合計降水量」および「各月の日平均気温」は、

「図書館2における各月の清涼飲料水の売上本数」にほぼ確実に影響を及ぼしていると判断できそうです。

 

今回は、統計ソフトRを用いた重回帰分析のやり方について、取り上げました。

ここまで、ご覧いただきありがとうございます。

 

今後も、その他の分析手法について記事を書いていきたいと思います。

それでは(^^)/