SHINJI-BLOG

京大院卒サラリーマンの思考履歴(仕事術・資格勉強などの自己啓発,理系就活,修士研究,株式投資など)

【就活】志望動機でおさえておくべきこと ~志望動機の型~

どうもShinjiです!

 

本記事では、就活においてかなり重要度の高い、
「志望動機」の作成に関するテーマを取り上げていきたいと思います。

新卒一括採用を基本とする日本では、第一志望の企業だけではなく、
滑り止めとしてその他複数の企業を受けることが一般的です。

 

インターンシップ、OB訪問、ES作成、SPI・webテスト対策・筆記試験、面接対策など、就活ではやるべきことがたくさんあり、それらには膨大な時間を要します。

 

しかし、複数の志望企業に対して、限られた時間の中でそれらのことを完璧にこなすということは、非常に難しいと思います。

 

注意しておきたいこととして、大切なのは、それらを完璧にこなすことではなく、志望企業から内定を獲得することです。つまり、完璧ではなくても内定獲得に十分な準備さえできていれば、問題ないということです。

 

ES中の自己PR・ガクチカの作成、SPI・webテスト対策、面接対策などは、ある特定の企業だけではなく、その他の多くの企業の選考にも生きてきます。ところが、志望動機については、基本は志望企業ごとに作成する必要があるため、そこに費やす時間は必然的に多くなります。

 

応募する企業数が数社程度であれば、
志望動機の作成に要する時間というのはそこまで問題にはならないかなとは思います。

しかし、仮に20社に応募する場合、各企業でそれなりのESを作成しようとすると、かなりの時間を持っていかれます。


それが原因で、SPIやwebテスト対策、面接対策がおろそかになってしまうということも十分に起こりえます。

 

私自身も昨年度就活をしていましたが、
自分を含め、あまり業界を絞らずに
多くの企業にESを提出している人は割と多い印象です。


しかし、友人の中には、ESの作成に時間をかけ過ぎてしまい、
面接対策等に十分に時間を割けなかった結果、
低志望度の企業からしか内定を貰えていませんでした。

 

そうならないためには、効率的にESを作成する必要があります。

そこで!今回は、効率的にESを作成するための「志望動機の型」をご紹介します。


この型さえ押さえておけば、多くの企業のESを効率的よく作成でき、
その他の対策に、より多くの時間をかけることができます。

 

沢山の企業に応募し、沢山のESを作成しながらも
私が上手く就活を進めることができた理由の一つは、
「志望動機の型」をつくったことが大きかったと考えています。

 

紹介する「志望動機の型」は以下の通りです。

 

 ~志望動機の型~
1. その業界の志望理由
(就活の軸と絡めて)
2. その中でも貴社を志望する理由
(貴社の強み、特徴を挙げて)
3. 入社後に取り組みたいこと、興味関心のある業務
(業界、貴社が今後直面する課題を挙げた上で、その解決に対する興味を示す)
 ↑ ここの解決の方針で2.の強みや特徴を絡めると

 

これだけだとイメージも付きづらいと思うので、

鉄道会社を例に、具体的な文章でそれぞれ説明したいと思います。

 

1. その業界の志望理由

「私は、大きな影響力と高い社会貢献性をもつ鉄道会社に強い関心を寄せています。」

この例文では、大きな影響力をもって社会に大きく貢献できるような仕事を軸としてしているのが分かります。

 

2. その中でも貴社を志望する理由

例)

・地元関西に貢献できる点 (地域性)

・他社と比較しても関連事業に力を入れている点 (事業)

・他社と比べてコンパクトな会社ということもあり若手のうちから大きな裁量をもって仕事ができる点 (環境)

などなど、複数の観点から他社との差別化を図りながら何に魅力を感じているかを伝えていく必要があります。

 

今回は、上記の中でも、貴社の(地域性)と(環境)に魅力を感じたという体で例文を書くと以下のようになります。

「その中でも、特に、地元関西に貢献できるという点と、若手のうちから大きな裁量をもって働けるという点に非常に魅力を感じ、貴社を強く志望するようになりました。」

 

3. 入社後に取り組みたいこと、興味関心のある業務

社会や業界の情勢、会社がおかれている状況から見える課題に着目します。

ほとんどの鉄道会社では、働き方改革や労働者人口の減少などの時代の流れを受け、業務・作業効率化を課題としています。

 

この課題の解決に興味を持っている体で例文を書くと以下のようになります。

 

「今後は労働者人口の減少に伴い、業務・作業の効率化が重要なテーマになると考えています。その中で、私は、若手のうちから大きな裁量をもって、そのような課題の解決に向けたIoTやAIによるシステム開発に取り組みたいです。」

 

そして、上記の文章を合わせると以下の志望動機が完成します。

 

 私は、大きな影響力と高い社会貢献性をもつ鉄道会社に強い関心を寄せています。その中でも、特に、地元関西に貢献できるという点と、若手のうちから大きな裁量をもって働けるという点に非常に魅力を感じ、貴社を強く志望するようになりました。今後は労働者人口の減少に伴い、業務・作業の効率化が重要なテーマになると考えています。その中で、私は、若手のうちから大きな裁量をもって、そのような課題の解決に向けたIoTやAIによるシステム開発に取り組みたいです。

 

このように、紹介した志望動機の型を意識することで、ESは格段に書きやすくなることがご理解いただけたと思います。ただ、上記のものだけでは、まだまだ内容が浅いので、特に、どの系統の何の業務・作業に対して効率化を図りたいのかを、さらに深堀っていく必要があると思います。しかし、働いたこともない状況で、一から何かを提案するのはなかなか難しいと思うので、是非インターンシップや説明会に積極的に参加して、社員の方々がどんなことを課題と捉えているのかを聞き出してみるといいと思います。実際、自分もそのようにしていました(笑)

 

皆さんも是非、この「志望動機の型」を活用して納得のいく企業から内定を勝ち取りましょう!!Shinjiも応援してます!!!

 

ではでは~(^^)/