【受験不合格】第一志望に行けなかった受験生に知ってほしい大切なこと #後期入学#院試#外部受験#ロンダ#編入
お久しぶりです。Shinjiです。
ここ最近twitterやYouTube、その他SNS等において、
大学受験の合否に関する報告をよく目にします。
その中でも、特に不合格になった人の報告には
・その結果と必死に向き合おうとする姿勢
・周囲の人々に対する思い
・今後の進路(浪人or第一志望以外に進学)
などなど、それぞれの思いや決断が綴られています。
そのような報告をしている人の中には
十分に受験をやり切ったという思いに至り、
自然と次のステップに切り替えられている人もいれば、
一方で、その結果や悔しさを完全には消化しきれないながらも、
必死に前を向こうとしている最中にある人もいるかと思います。
(どちらかと言えば、後者の方が多いと思っています)
本記事では、
第一志望以外の大学へ進学することを決断した方々に向けて、
有意義な大学生活を送るために大切なことをお伝えし、
いち早く次なる目標を立て、
そこに向かって行動していくための参考にしていただければ幸いです。
本記事の構成は以下の通りです。
■私のプロフィールについて
■大学生活を充実させるために大切な3つのこと
1.【大前提】失敗を恐れずより多くのことを経験すること
2.自分の“好きなこと/得意なこと”を見つけ、それに打ち込むこと
3.活動が社会一般的に共感を得られる内容であること
■まとめ
■私のプロフィールについて
まず私の過去をザっと振り返ります。
7年前、地方の自称進学校から、
現役で当時第一志望の大学(地方旧帝大)を受験するも結果は不合格。
浪人する程の強い思いを持ち合わせず、
後期試験で合格した地方国立大の工学部に進学。
大学3回生前期までは、明確な目標もないまま、何となく過ごす日々。
ただ、3回生の夏に転機があり、
就職を意識し始める中で色々と行動するうちに、
本当にやりたい事が見つかる。
それは、とある分野の研究に取り組むこと。
当時の大学には、その研究に打ち込める環境がなかったため、
他大学の大学院への進学を決意。
そのために何をすべきか分からないながらも行動した。
大学の先生や先輩、友人、OBへの相談、情報収集を行い、準備を着実に進め、
結果的として、京都大学大学院の工学研究科の院試に合格。
進学後は、ずっとやりたかった研究に取り組む。
進学先で、優秀な仲間に恵まれ、様々な価値観、考え方に触れ、
難関と言われる日系大手インフラ企業への就職を志望し、
無事内定獲得。そのまま現職に至る。
engineering-diary.hatenablog.com
engineering-diary.hatenablog.com
■大学生活を充実させるために大切な3つのこと
1.【大前提】失敗を恐れずより多くのことを経験すること
多くの経験をすることを推奨する理由はたった一つで、
自分の“好きなこと/得意なこと”を見つけるためです。
そして、それに打ち込めたかどうかが卒業後の人生にも大きく影響してきます。
(就活など)
大学に入りたての20歳前後の皆さまは、まだまだ社会における経験は未熟といえます。
決して悪いことなんかではなく、日本の教育システム上は、高等教育まで学業が中心であり、
勉強以外の活動に充てられる時間もそこまで多くは多くありません。
そのような状況下で、真に“好きなこと/得意なこと”を見つけるというのは
親や周りの手厚いサポートが無い限りは、簡単なことではないでしょう。
実際、大学入学時点で、そのあたりが明確でない人は沢山いると思います。
よって、多くの時間があるこの大学在学中に、
“好きなこと/得意なこと”を見つけられるだけの経験を、
試行錯誤的に積んでいくことが大切だと思っています。
また、第一志望に落ちた人の中には、なかなか気持ちの整理がつかず、
「自分はダメだ」と落ち込み、前向きになれない人もいるかと思います。
まずお伝えしたいのは、本質的に重要なことは、
「どこの大学に進学したかではなく、進学先で何をしたのか」です。
すっかり自信を無くし、
中々前向きになれない人こそ、上記のメッセージを念頭に置いて
とりあえず色々なことに挑戦し、熱中できることを探すようにしていただきたいです。
大抵の場合、熱中できることが見つかってしまえば、人は前向きになれます。
そして、その活動を通じて成功体験を積み重ることで、
自己肯定感の回復・向上にもつながります。
2.自分の“好きなこと/得意なこと”を見つけ、それに打ち込むこと
好きなことや得意なことを無事見つけられた人は、
それにひたすら熱中してみることをオススメします。
(それ自体、自然に熱中してしまうものなのですが(笑))
その理由としては、多くの学びを得られ、
自身の成長に大きくつながるためです。
“熱中すること=多くのコスト(時間や労力)を投資すること”であり、
そこには多くの試行錯誤が伴います。
つまり、一つの試行につき、一つの学びがあるならば、
膨大な試行錯誤により得られる学びは、当然膨大なものとなり、
自身の成長に大きくつながるというロジックです。
自分の強みが分からないという人の方が、多数派だと思います。
私自身も分からなかったため、
書店で購入できる「ストレングスファインダー」を用いて、
過去に自己分析をしたことがあります。
興味のある方は、是非下記リンクで確認してみて下さい。
engineering-diary.hatenablog.com
3.活動が社会一般的に共感を得られる内容であること
上述では、様々な経験をして、”好きなこと/得意なこと“を見つけ、
それらに熱中することの重要性について説いています。
しかしながら、何でも好きなことをやればよい
というような論調で書き綴ってはいますが、
一点気にしてほしいことがあります。
それは「その活動内容が社会的に共感を得られるものか」という点です。
これを意識しなければいけない理由は、
社会で共感を得られない活動、つまり評価されない活動というのは、
社会的価値が分かりにくいからです。
(現在、社会的価値が低くても将来大きな価値を持つようになるものもあるため、その活動自体を否定するものではありません。犯罪行為など社会規範に反するものを除く。)
社会的価値が分かりにくいことによる弊害について、
以下2つの例を挙げて説明します。
(1)活動そのものが充実・発展しにくい
何かの活動をしようとする際には、
自分一人だけの力だけではなく周りのサポートを必要とすることが多々あります。
しかし、仮にそれが社会的共感を得にくい活動である場合、
手を貸してくれる人も少ないため、
活動の規模は極めて限定的になることでしょう。
また、社会的価値が分かりにくいということは、
社会的評価を受けにくいことと同義のため、
結果が伴わず成功体験や自己肯定感向上にはつながらず、
活動そのものからの充実感を得にくくなると言えます。
(2)就職活動において不利となる
就職活動(※注)の場では、必ずと言っていいほど面接官から
「学生時代に力を入れたこと」(通称:ガクチカ)を尋ねられます。
就活生は、何らかの活動内容を披露するわけですが、
この質問を通じて面接官が主に知りたいのは、
①その活動のストーリー展開が論理的であるかという点と、
②一連の活動内容が実業務における再現性を有するものか
(高度な業務に通用する程よい)という点の2点です。
社会的価値が分かりにくい活動というのは、
この2点を十分に満足していない可能性があり、
面接官の共感を得られず、不利にはたらくことが予想されます。
また、私は冒頭の方で、本質的に重要なことは
「どこの大学に進学したかではなく、進学先で何をしたのか」であると
述べましたが、それが就職活動にもつながってくるものであることは
ご理解いただけたかと思います。
(勿論、このことが問われるのは就活だけではないです)
(※注)
就職活動(就活)とは、
大学4回生(または修士1回生)の春~夏にかけて、卒業後に就職先を決めるために
各企業側が用意した採用試験に臨むこと、
またはそこで受かるために準備する活動のこと。
民間企業の本選考は卒業の一年前に開始する。
(インターンシップはさらにその1年前、つまり卒業の2年前から募集しているところも多数)
engineering-diary.hatenablog.com
■まとめ
ここまでご覧いただきありがとうございます。
私自身の経験も踏まえ、皆さまのお役に立つものになれば幸いです。
私が、第一志望に落ちて入学後して間もなく前向きになれなかった時期に戻れたら、
どんなことを知りたいと思うだろうかと考えて、
今回の記事にまとめてみました。
社会人になってから思うのは、
大学時代というのは沢山の時間があって、
本当に自分のやりたい事を追求できたり、
学友との想い出づくりに勤しめたり、
とても貴重な時間です。
是非、皆さんも大学時代にしかできないことを沢山経験して、
かけがえのない日々を過ごしてください。
ではでは~(^^)/